五月病、メンタルヘルス対策はお済みですか?

今年のゴールデンウィークは、10連休でした。

10連休を終えて職場に復帰すると、なかなかいつもの日常に慣れなかったり、なんだか疲れを感じたり、どうもやる気が出なかったりする方も多いかもしれません。

 

5月はもともと疲れが出やすい時期と言われます。特に4月から新しい環境に身を置いた人は、1カ月間の緊張がプツッと切れて、どっと疲れがやってくる頃。精神的に不調をきたす人もいます。いわゆる「五月病」です。

 

急に遅刻が増えたり、日中に眠たそうにしていたり、声に張りがなくなったりした職員がいれば、まわりはちょっと気にかけてあげてください。

 

6割が「仕事上、強いストレスがある」

 

五月病に限らず、仕事上、何かしらのストレスを抱えている人は多いものですが、「平成29年労働安全衛生調査(労働者調査)」によると、58.3%の人が、「現在の仕事や職業生活に関することで、強いストレスとなっていると感じる事柄がある」と回答しています。

 

ストレスになっているものの内容で多いのは、

・仕事の質、量 62.6%

・仕事の失敗、責任の発生等 34.8%

・対人関係(セクハラ・パワハラ含む) 30.6%

です。

 

メンタルヘルス不調で1カ月以上の休業・退職も

 

大きなストレスは、心身に不調をきたします。

前述の「平成29年労働安全衛生調査」では事業所に対する調査もあり、これによると、過去1年間(平成28年11月1日から翌29年10月31日まで)にメンタルヘルスの不調が原因で連続1カ月以上休業した人の割合は0.4%、退職した人の割合は0.3%でした。

事業所の規模別に見ると、連続1カ月以上休業した人の割合が最も多いのは「1,000人以上」と大規模の事業所で、0.8%。

一方、退職した労働者の割合が多かったのは、「10~29人」と小規模の事業所で、0.4%でした。

 

規模の大きい事業所で休業者の割合が大きいのは、人が多い分、休むことができるということかもしれません。

 

メンタルケア対策の一つは産業医の活用

 

前述のとおり、1年の間に、メンタルヘルス不調から1カ月以上休業した人、退職した人の割合は合わせて0.7%です。

1%足らずですが、このほかにも、メンタルヘルス不調を抱えながらもなんとか働いている人、別の理由で退職したものの実はメンタルヘルスの不調も抱えていた人……などが、多くいるはずです。

今の時代、どんな規模の会社においてもメンタルヘルス対策が欠かせません。

そのなかで産業医の存在意義も高まっています。

 

ところが、ストレスを感じたときに「相談できる相手」として産業医を挙げている人は8.9%と1割未満。実際に相談した相手に産業医を挙げている人は2.7%です(ともに「平成29年労働安全衛生調査(労働者調査)」より)。

 

50人以上の事業所では産業医の選任が義務化されているので、産業医がいるはずですが、もしかしたら、「名ばかり」になってしまっているなど、有効に活用できていないのかもしれません。

 

メディカルクレアでは、産業医を必要とする企業様に、求める条件に合った産業医を紹介するサービスを行っております。

産業医選びに困っている事業者の方、名義だけの産業医ではなくしっかりコミュニケーションが取れる産業医を探しておられる企業の方、メンタルヘルスケアにも精通した産業医を求めている企業の方など、ぜひご相談ください。

 

また、5月29日(水)から31日(金)には、東京ビッグサイトで開催される「総務・人事・経理ワールド 2019」内の「第7回 HR EXPO」に出展予定です。

 

 URL:https://www.office-expo.jp/ja-jp.html

 開催地:東京ビッグサイト

 出展期間:2019年5月29日(水)~31日(金)

 

ご興味のある方は、ぜひお立ち寄りください。

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